kanamin's Bookshelf

かなみんの取り留めのない日常をつらつらと書きます。

M:tGとかなみんのはなし。

前回の記事の更新から随分と経ってしまって申し訳ございません^^;

 

こんにちは、SLAM DUNKでは魚住さんが大好きなかなみんです。

前回の記事も沢山の方に読んで頂けて、大変嬉しいです。

ありがとうございました。

 

 

今回の記事はタイトルにもありますように【M:tG】のお話です。

 

 かなみんは【M:tG】歴が23年近くあります。

と、申しましても競技プレイヤーではなく、コレクターやエンジョイプレイヤー、又、あるカードショップの店員兼バイヤーであったりしたものを含めてになるので、歴に比べてプレイングはそれほどではありません。GPで本選3回戦目を突破したくらいです、誇れる戦績は。

 

 そんなかなみんが【M:tG】に触れるきっかけとなったのは、今でこそ珍しい?家庭環境にありました。かなみんの家庭は、いわゆる「テレビゲーム禁止」の家庭だったのです。

 

 当時は、スーパーファミコンが世に出てゲーム隆盛期。

学校の友達はこぞってゲーム機を持ってる友人の家に放課後集まり、延々遊ぶ……そんな毎日だったと思います。

 

 かなみんの家にもゲーム機が無いかと言われるとそんなことはなく、通常のファミコンもあり、スーパーファミコンもある家庭でした。

……かなみんには年の離れた兄がいるのですが、兄が両親に強請って買ってもらっていたようです。(これは、ほんとつい最近知りました。)

 

 でも、学校から帰っても、宿題が終わってもずっとゲームで遊ぶことはできませんでした。

「眼が悪くなる」、「頭に悪い」という理由で10分から30分程度しかできず、又、少しでも学校の成績が悪いとその時間もなくなり、ゲームで遊ぶことができませんでした。

 

 当時を振り返ってみると、かなみん自身はそんなにテレビゲームに興味が湧かず、楽しいけど熱中するほどじゃないと感じていました。

勿論、それは遊ぶ時間が短いのも起因していたと思います。対照的に、兄は両親が寝静まった夜にこっそり遊ぶくらい熱中していたようですが。

 

 そんな日々が続く折、兄が「これ、友達に貰ったんだけど一緒に遊ばないか?」とかなみんに見せてくれたのがカードゲーム【M:tG】でした。

 

 当時のカードゲームは、それこそパーティゲームのトランプやUNO、遊べるかと言えば言葉に詰まるカードダスのジャンケンカードゲームくらいしか周囲にはありませんでした。

 そんな中に一種の天啓のように見せられた【M:tG】のカードに関心がふつふつと湧き上がりました。

子供時分には、パワーやタフネスなどは最初は理解できず、魅了されるのはカードのイラストにのみ。

ビジョンズの「ボガーダン・フェニックス」やポータルの「ランプのジン」、ストロングホールドの「戦天使」などは、テレビゲームでも感じ得なかった未知の魅力を雄々しく発露して、かなみんの脳を一氣に焼き尽くして魅了してくれました。

 

 そこから兄に【M:tG】の遊び方を教えてもらいました。

カードもバルクを分けてもらい、そこからライブラリーを組み上げて2人で遊んでいました。

 

 兄から譲ってもらったカードは、言わずもがな兄には不要であったカードばかりなので、パワーは勿論低く、まともに闘うこともできませんでした。

兄が「弱いと遊ぶのがつまらないからこれあげる」と言って譲ってくれた「大喰らいのワーム」が唯一高いパワーとタフネスを持ったカードでした。

が、一枚だけではライブラリーから見つけるのも大変。しかも、切り札がバレているのでは、もはやかなみんは兄のゲームの為の壁でありました。

 

しかし、この負け続けるも今までに無い【遊び】にだんだん魅了されて行きました。

 

 何度も対戦を重ねて行くと、枚数調整で入れたカードの中に兄がよく理解せずに譲ってくれたカードが眠っていて、「これなら勝ち筋を立てることができるんじゃないか?」と言うカードを発見することができました。

 

それが、かなみんの【M:tG】で初めての切り札「猛火」でした。

 

 

(X火力でライフを削り切ることができればクリーチャーが弱くても闘える。しかも兄は「大喰らいのワーム」を切り札だと思っているから、マナを伸ばすことに警戒はしてもクリーチャーの除去呪文さえ握っていれば勝てると考えている。)

 

 そんな考えに漬け込み、グングンとセットランドを繰り返して18点くらいの「猛火」をぶち込みました。

当然ながら兄は知りもしない「猛火」の一撃に「え?そんなカードがあったの?」と驚き、初めて【M:tG】で兄に勝つことができました。

この時は兄に勝った嬉しさよりも、相手の意表をつけたことへの嬉しさが勝り、相手の思惑を外す思考、考えることで強くなれる楽しさ、そして何より「カードゲームって面白い」と感じることができたことが1番の収穫でした。

 

 

以後はもう熱中、熱中、大熱中…っ!

 

 譲ってもらったカードだけでなく、自分のお小遣いを使って、パックやトーナメントデッキを購入してライブラリーを組み替えては兄と対戦の繰り返し。

家庭も「TVゲームは禁止」だけど、「カードゲーム」は頭を使って行うのでお小遣いの範囲での許容をしてくれ、安心して遊ぶことができました。(散らかしたままだったり、お小遣いを散財することは叱られましたが^^;)

しかも、当時はそれほどお小遣いに余裕も無かった為、少しでも安い英語版のパックを買って遊んでいたので、英語力もグーンと伸びると言うおまけ付き。

お陰で学校の試験や受験の英語はトップを走り続け、最終的にはGPなどで外国のプレイヤーともそつなくコミュニケーションが取れて仕事をする上での力強い武器にまでなりました。

 

そんな【M:tG】との出会いや【M:tG】がもたらしてくれた恩恵は、かなみんにとって大事な宝物です。

 

 今はライブラリーも持っていないコレクターですが、いつか復帰できればなぁ…とも思っています。(ライブラリーのパーツを集めるよりも、コレクションにかける比率が高いので^^;)

 

最後に、かなみんの【M:tG】の1番好きなイラストのカードを紹介して、今回の記事の締めとさせて頂きます。

 

Kanamin‘s Favorite Card of M:tG

 

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「セラの聖域」 天空に浮揚する栄華極まる都市に、子供だったかなみんはどれほどの夢や希望の創造性を見せてもらったか…

 

 

この度も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。